市長近況短信 No.15  (6月下旬号)

 《市政の両輪》

 6月議会が23日で終わりました。議員は(私もそうでしたが)、アンテナを高くし、市民の思いになって市政の
問題点や改善点、そして、広く政治の在り方について活発に質問等をするものです。私も永く議員の立場にありまし
たので、問題点等を見出し考えるには、アンテナを鋭敏にするだけではなく、実地踏査や日々の積み重ね(情報収集
や分析等々)が欠かすことの出来ないものだと判っています。ちょっと怠っていると、あっと言う間に事態は推移し
遅れをとってしまうこともあるので、常に気を引き締めていなければなりません。
 執行部と議会は市政の両輪であり、大切なチェック機能を果たしています。今回も15人の議員が各々の立場から
の質問をし、執行部に助言や示唆をいただきました。神奈川新聞にも取り上げられましたが、本当に貴重なものばか
りでした。

 《市内巡り》

 議会中は審議に集中するため、会議や来客もなるべくセーブしているので、進捗状況によっては、ポッカリ空く日
があります。先日、そんなエアーポケットのような日があり、「待ってました」とばかりに庁舎を飛び出し、日頃目
が届きにくい所を訪問しました。

 ・ぽけっと21すえひろ

 在宅で子育てに専念していられる親とその乳幼児を対象に、子どもたちが自由に遊び、親同士が子育てについてお
互い学びあえるようにと、幼稚園の余裕教室を活用して開設されている保育室です。
 子育ては人生の大事業ですが、核家族が増えたためか、気軽に相談出来る人が身近にいないケースが多々見受けら
れます。この保育室は、そんな悩めるお母さん(お父さん)を応援する子育て支援の一環です。前々からどんな様子
なのだろうか…のぞいてみたいと思いつつ、就任以来4ヶ月が経ってしまいました。
 一歩足を踏み入れた途端、「元気!元気!賑やか、この上なし!」笑顔泣き顔、喧嘩をしたり、謝ったり、叱られ
たり、誉められたり…悲喜こもごも。子どもには子どもの世界があり、又その中で親子共々学ぶことが沢山あります。
少子化社会の昨今、是非、このような保育室を利用して、地域の輪の中で、子育てと共に親育ちにも活用していただ
けたらと願っています。

 ・福祉作業所「かがやき」「うぐいすの家」「あけぼの」

 福祉作業所は、知的等の障害をもった方々が職員や親と共同で様々な作業をし、働く場の確保と自立をめざす作業
所です。
 「かがやき」は南矢名にある障害者地域作業所です。蓑毛で焼いた竹炭をミニ背負子(しょいこ)の中に入れたお
土産物を作ったりしていました。近況短信14に竹炭のことを書きましたが、そんな意味で私とは縁の深い作業所で、
渡辺所長は炭焼きの仲間でもあります。

 「うぐいすの家」は西田原にあります。主に木工品を作り、タオル掛けや写真スタンド、コースター等、その温か
みのある作品を目にするたびに、作者の人柄が滲み出ているような気がして感心しています。

 「あけぼの」は精神障害者小規模通所授産施設です。心にこだわりをもつ人たちが、作業やレクレーション等の活
動に参加体験することで、やがて社会に復帰出来るよう手助けをしています。作業の内容は電気部品の組み立て加工
等です。この作業所は7月初旬、寺山に移転するそうです。

 もっと多くの施設等を見て回りたかったのですが、鶴巻工芸(精神障害者授産施設)のように、たまたまこの日が
休みの所もあり残念でした。
 秦野で生まれ育ち、秦野で議員をし、秦野で半世紀以上生活をしていますが、まだまだ目の行き届かない所が沢山
ありそうです。地道な活動をする人たちに光をあてていくのも私の仕事です。議会の合間を縫って市内を巡らせてい
ただいた貴重な半日でした。

 水無川沿いを走りながら、目についた「ほほ笑みロード」。咲き誇る花菖蒲、もう少しで咲き揃いそうな紫陽花。
開成町の紫陽花は今年霜でやられ成育が悪いとか…、秦野市内の紫陽花は様々な色・形・姿を見せてくれています。
梅雨はうっとおしい季節ではありますが、花や作物を見ると、やっぱり雨も大切なんだなぁと感じ、めぐる季節に感
謝の半日でもありました
 
桜土手古墳脇の花菖蒲 三色揃った紫陽花
桜土手古墳の脇にすばらしい花菖蒲が咲いていました 三色揃った紫陽花。今年は元気のない花が多いようです