市長近況短信 No.17  (7月中旬号)

知事が秦野へ

 《アコヤ貝と真珠》

 県会議員時代の忘れられない思い出の一つに、議会での登壇
(質問)があります。初めての代表質問の折、「神奈川県をア
コヤ貝に例えれば、秦野盆地はまさに、その中にいきづく真珠
です。」こんな発言で胸を張ったものです。当時の岡崎知事か
らは、緑と水の豊かな秦野盆地について「その通りです…」と
返答をいただき、意を強くしたものです。
 それ故、私はその後も秦野を語る時には、何度となくアコヤ
貝と真珠の例えを使っています。
 しかし、真珠もただポツンとアコヤ貝の中に在るのではなく、
周囲の身に守られているわけです。丹沢の山々、ブナに代表さ
れる樹木があってこそ秦野は輝く真珠なのです。
「川崎や横浜市民の納めた税金を、何故県西部に費やすのか!」
という苦情を耳にした時、私は
「横浜市民の飲み水は、どこから来ているのか!都会の汚れた
空気は、どこで浄化されているのか!」と反論しました。

 《山がピンチ》

 今、その丹沢山塊が病んでいます。山の手入れが十分にでき
ないこと、大気汚染、鹿の食害など様々な原因が考えられます。
そんな中、先日松沢知事が来秦され、秦野ビジターセンターか
ら天神尾根→花立山荘→塔ノ岳を踏破し、丹沢・大山の自然再
生基本構想に対する現地踏査をされました。
 岡崎知事時代から水源税という考え方があり、生命の源の水
源の現状を見ていただくのは、とても大切なことです。

 《山のトイレ》

 生き物である以上、食べることと排泄することは生命維持の
ために必要不可欠です。その大切な営みが、もし環境を汚すこ
とになったら…。
 昨今中高年の登山ブームが叫ばれています。グループで又は
ご夫妻で、登山を楽しまれる方が大勢います。確かにご夫婦で
山を登っている姿は、はたから見ていると羨ましい限りです。
共に健康で健脚であることですから。山の空気を思いっきり吸
い込み、思いっきり吐き出す。これが血液サラサラの第一歩で
あると、どこかで聞いた話です。
 さて、山のトイレに話を戻しましょう。そんな身近に楽しん
でいただける山も、昔は生理現象が生じると掘った穴にポット
ン。穴が一杯になったら、ちょっと隣に移動して穴を掘り用を
足す。それでも利用者が限られていたので、何とかなったので
しょう。
 しかし、今ではそうもいきません。排泄された汚物に含まれ
る大腸菌は深く地に潜り、やがて水の中に流れ出してしまいま
す。名水と言われる我が街秦野も例外ではありません。そのた
め、県も山のトイレ改善に努力しています。バイオのトイレが
少しずつ設置されています。何しろ、山のトイレは設置するに
も維持管理するにもお金がかかります。
 現地を自分の目で見て確認し、皆さんの税金を大切に使わせ
ていただく。私も今秋、塔ノ岳に登る予定です。荒廃林、山崩
れ、トイレ等、見るべきものは山のようにあり、考え実行しな
ければならないものも山のようにありそうです。山登りと同様
に、一足飛びに頂上へ行くことはできませんが、問題解決に向
け、一歩一歩確実に前進していきます。 





松沢知事と古谷市長
    「空気が美味しくてさわやかですね」と
      知事より一言

松沢知事と古谷市長
    「知事、百聞は一見にしかずです」
      実情を見て来てください

松沢知事と古谷市長
    「一緒に行きましょう」と
      お誘いをいただき、大あわて!!