市長近況短信 No.19  (8月上旬号)

《出張だ!!》

 市長になって初めて宿泊を伴う出張です。行き先は北海道札幌市。
ラベンダーを見に行くのでもなければ、知床の観光でもありません。
市議会議員時代から参加していた『都市問題会議』出席が目的です。
 この会議は、全国各地から首長や市議会議員が集まり、熱い議論を
戦わせます。大切な大切な研修の場でもあります。各都市が抱える問
題点は様々ですが、解決のための叡智を結集します。
なるほど…そんな方法があったのか!などと、実に示唆に富んだもの
があり、欠かせない会議です。
 もしかすると、秦野では当たり前に行われていることでも、他の市
にとっては、吃驚するような先進的取り組みだったりすることもある
のです。年に一回、それぞれが問題を抱えて集まるのは、そういう意
味で重要なものです。

《執行者として》

 全国市長会主催のこの会議の歴史は古く、昭和2年の大阪市を皮切
りに、今年は68回目の札幌市まで、時代の流れを反映しつつ開催し
続けています。
 しかし、議員と首長との立場の違いは、とんでもないところで感じ
ました。札幌市は晴れ渡っていましたが、日本の多くは豪雨に見舞わ
れ、我が街も雨続きでいるとの報告に「鶴巻の住宅地は大丈夫か?
崖崩れなどは起きていないだろうか?」非常に気掛かりでした。責任
ある我が街を離れる不安…議員時代の不安とは比べ物にならないもの
でした。
 そんな不安な気持ちに追い打ちをかけるように、姉妹都市の諏訪市
では豪雨による被害が多発しているとの情報を得て、即、山田市長に
電話をかけました。すぐに必要な機材人材を用意するための連絡を取
り、危機管理の共有等大切な学びがありました。
 その他に、平成19年4月には日本海側初の政令指定都市移行に向
けて、新潟市が準備を進めているとの報告や旭川市の旭山動物園園長
の奮闘談など、実に多種多様なものでした。この勉強が、街づくりの
ビジョンに活かされていくのです。




   全国都市問題会議資料

《ヒヤリング》

 暑い夏がやって来ました。この時期になるとヒヤリングが行われます。各市の首長が県会各派の担当議員に、来年度の
予算要望を行います。県議会議員時代はヒヤ(聴く)立場、今年はリクエスト(要望)する立場、攻守どころを変えたヒヤリ
ングです。
 私は厚木の県央行政センターに、来年度の本市の要望を持って出掛けました。そこには県議時代の仲間が大勢来ていて、
重要な会議の中でしたが、久しぶりの面談に嬉しさと懐かしさを感じました。
 そもそも県議会議員時代に「市長をめざそう」と思ったきっかけがこのヒヤリングでした。来年度の要望とは言っても、
各市長は10年後20年後の市のビジョンを持ったうえで来年度の要望を出します。その各市の要望を聴いていると、
はっきりとしたビジョンを伺い知ることができます。特に会派の政調会長時代は、県内各市の市長の話を聴き、我が街の
ビジョンの無さに違和感を持ったのは事実です。
「私だったら〜〜〜する!〜〜〜したい!」そんな思いを募らせたのです。それが平成13年暮れの辞職から市長選挙へ
の立候補という形になったのです。ヒヤリングをするたびに、そんな思いが私の中で膨らんでいったのです。我が街の夢
やビジョンを実現させるべく熱く語ったヒヤリングでした。