市長近況短信 No42  (4月上旬号)
《最少で最大の》

 新年度が始まりました。春は出会いの季節です。学校や会社、色
々な組織も自治会でも、新しい年度がスタートします。
 市役所にも出会いの春が来ました。市長に就任以来1年数ヶ月、
準備に準備を重ねた機構改革を断行しました。1年間をかけて役所
の機構について熟考し、組織を動かす人の配置に関しても、じっく
り見てきました。その結果が、今年になってから進めてきた大幅な
機構改革と人事配置になったのです。
 15部67課の新体制がスタートしました。最少のコストで最大
の市民サービスをする組織・市民が安心して暮らせる街を実現する
組織・状況の変化や住民のニーズに即応出来る柔軟な組織が基本で
す。

 例えば、「くらし安心部」という新部を設置しました。市民の安
心・安全の上に立って新しい街づくりを始めるにあたって、まず市
民生活が安心なものでなければなりません。市民のニーズに即応出
来る部を新たに設けたわけですが、そんな折り、能登半島大地震が
起きました。早速、くらし安心部より職員を現地に派遣いたしまし
た。阪神淡路大震災の時、新潟中越地震の時も、私はすぐに現地へ
飛びました。残念ながら今回は、秦野を飛び出すわけにはいかず、
職員を派遣しました。現地の皆さんには大変申し訳ないのですが、
職員はボランティア活動をするために行かせたのではありません。

 東海地震が叫ばれて久しい神奈川県ですが、実際に大地震を体験
した人は少ないのです。関東大震災から83年が経ち、実体験者は
殆ど居なくなっています。だからこそ、現場を見ることが大切だと
考えています。今、能登半島で何が起こり、行政はどのように対応
しているのか、出張の目的は「ともかく、現場を見てくること!」
です。このくらし安心部が緊急の時には消防本部と連携します。消
防長は、くらし安心部危機管理理事を兼ねています。備えあれば憂
いなしです。
 
 もうひとつ新設したのは「こども健康部」です。少子化が大きな
問題となっている昨今ですが、子どもは地域の宝です。その子ども
の心身の健康について特化して担当する部です。青少年会館には、
「こども育成課」を置き、この施設が子どもに関すること専門に使
えるようにしました。「こども健康部」は教育委員会ではなく市長
部局(直轄)です。

 しかし、どんなに機構改革をしたとしても、組織を動かして行く
のは「人」です。意欲的に仕事に取り組む職員のやる気が1番大切
なのです。ひとり一人が市民へのサービスを常に意識して行動して
欲しい!と願い、春の人事移動も完了しました。職員にとっては、
不平不満もあるかもしれませんが、私は、すべての職員がどこの課
へ行っても精一杯仕事をし、市民サービスに務めてくれると信じて
います。また、移動先で思わぬ能力や適性を発揮出来ることがある
かもしれません。

 部長は就任して2年。課長は3年。係長は4年の任期を原則とし
て考えることも大切だと思います。新採用者は1年で次の部署へ移
動をするくらいでも良いと思います。様々な経験をして、臨機応変
な対応を身につけると同時に、役所の中も風通しが良くなると思い
ます。最少のコストで最大の市民サービスを提供出来る組織が、桜
の満開と共に、今始まりました。



能登半島大地震の被害状況


傾いた家、修理は可能か?


道路に出来た段差


ブロック塀はやはり危険です

バックナンバー   1号  2号  3号  4号  5号  6号  7号  8号  9号  10号
        11号 12号 13号 14号 15号 16号 17号 18号 19号  20号
        21号 22号 23号 24号 25号 26号 27号 28号 29号  30号
        31号 32号 33号 34号 35号 36号 37号 38号 39号  40号
        41号