市長近況短信 No43  (4月中旬号)
《次に備えよ》

 暖冬といわれた今年の冬。しかし、猛スピードで開花すると思わ
れた桜も途中足踏みし、ほぼ例年通りの開花時期を迎えました。
満開の桜を楽しんだかと思ったら、とんでもない花冷えがあり、折
角咲いた桜も縮み上がるような気候もありました。水無川畔、西大
竹堀川線、日立正門前等々、盆地の中は桜に溢れていました。弘法
山のライトアップされた桜をゆっくり見ていると、本当に私は良い
街に住んでいるんだなぁとありがたく思います。

 そんな満開の季節、横浜油脂鰍フ秦野研究工場竣工式にお招きを
いただき行って来ました。この会社は、名称どおり元々横浜にある
会社で、創業70年余りということですから老舗です。新工場を造
るについて県内外たくさんの候補地から秦野テクノパークを選んで
いただきました。県の商工部の努力や市の誘致が功を奏したもので
す。

 4月8日投開票された知事選挙で、200万票を越えた大量得票
で再任された松沢知事も、いよいよ2期目をスタートさせました。
1期目に打ち出した政策に「インベスト神奈川」があります。簡単
に言えば、県内で事業をする企業に補助金を出す制度です。県民の
大切な税金をどう使うか、知事は県民から委任をされているわけで
す。その大切な税金を、企業に出すとは怪しからんと言う人もいま
す。しかし、過去を振り返ると座間市には日産の大工場があり、市
県共に潤っていましたが、ゴーン社長の大リストラで工場は平成7
年に閉鎖されました。さぁ、この地で働き、家を持ち、学校に通う
家族を持った従業員たちが大変苦しい思いをしたことは想像できま
す。関連企業も大小を問わず、辛い思いがあったことでしょう。
 仕事をする場が近くにあり、家族と共に暮らす家から通うことが
出来ることは、安心な生活のために大切なことです。そこで神奈川
県では、県内の企業に「他県へは行かず、県内で活動し、県民の働
く場の確保」に乗り出したのです。こんな政策の下、我が秦野市に
も新しい会社が操業を開始したり、会社を拡張したりしているとこ
ろが増えています。市民の働く場を確保し、住まいと仕事場が近く
て働きやすい環境を整え、将来に備えるのも為政者の成すべき大事
な仕事のひとつです。

 2期目に入って、さっそくインベスト神奈川の第2ステージにつ
いて「中小企業の技術力を伸ばすためのプログラムを作りたい」と
表明し、最低投資額を引き下げ、最大助成額を下方修正する考えの
ようです。私も、インベスト神奈川を活用して、市内の企業を充実
し、働く場を確保していきたいと考えています。職住一致は市民の
願いであると思います。

 桜の満開を楽しみながらも、命あるものには必ず限りがあること
を自覚し、若木を植え育て、次代に備える必要があるのです。
「今さえ良ければ…」といった考え方をせず、次に来るかもしれな
い苦しい時代(もしも…)を想定し、それに備えておくのは、市政
も県政も、また家政(?)であっても同じく重要なことだと思いま
す。



秦野は大好きな街です」
        と折にふれて来秦の知事


マニフェストをかかげて熱弁をふるう知事


ジャスコの入り口で街頭演説
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