市長近況短信 No45  (5月上旬号)
《風の道を歩く》

 4月28日から始まった大型連休も「照葉樹の森づくり」・「く
ずはの家の春まつり」等の行事が続き、行楽地の人込みや交通渋滞
とも無縁に過ごしました。そんな中、暫くぶりにとれた丸一日の休
養日。ふと周囲を見渡せば、山々の緑の美しさは何とも言い表せな
いぐらいです。

 昨年のゴールデンウィークには歩いて田原ふるさと公園へ行きま
したが、さて、今年は何処へ?「そうだ、風の道を歩いてみよう」
と思い立ち、早朝気持ちの良い風の吹く水無川をまほろば大橋から
河川敷におり、右岸をスタート。石畳の道を進むことしばし、50
0メートル地点を通過。え、まだ500メートルかぁ、もう随分歩
いているように思えるものです。石畳をはずれて草の道が出来てい
ます。やはり散歩には、土や草の方が足には優しいです。何気なく
川の中を覗くと、いました!魚が忙しく泳いでいます。魚影を見た
ら急に元気が出て心持ち足取りが軽く感じられます。この水の少な
い川にも命の営みがあります。子どもの頃の魚の数とは比べものに
はなりませんが、やはり嬉しいものです。
 吹き渡る風を受けながら、見慣れたはずの風景も少し目線が低い
ためか、いつもとは変わって見えます。行き会う皆さんに「おはよ
うございます。」の挨拶を交わすのも気持ちが良いものです。紫陽
花が植えられたところ、柴桜を植えてあるところ、コンクリートと
石垣で固められた護岸を、どうしたら市民が潤う空間に出来るのか
の実験が始まっています。聞くところでは、伊勢原の渋田川の柴桜
があんなに美しくなるのに40年かかったとか…。気が長い話では
ありますが、何とか工夫をしたいと考えています。皆さんの知恵と
力をお寄せください。

  運動公園のわきに到着。鯉のぼりが気持ち良さそうに泳いでいま
す。これもボランティアのご協力によるものですが、中には紐や竿
に絡んで泳げない鯉のぼりもあり、棒を持って鯉のぼりの絡みを直
す人も居てくれて、本当に一人ひとりの市民の力は偉大だと感謝一
杯です。さて、まほろば大橋から運動公園までの間、気になるゴミ
は?1ヶ所だけジュースの空き缶が5〜6個転がっていましたが、
それ以外は全く見当たりません。これもまた、皆さんの努力の賜物
と嬉しくなりました。
 葉桜のトンネルの下を歩き、健康の泉へ。体育館わきでバードゴ
ルフをしている皆さんにご挨拶、図書館横の花時計の前を通って文
化会館へ。あっちを見たり、こっちを見たり、ブラリブラリと車の
来る心配の無い道をゆっくり歩くのは、実に心地良いものです。
もっと上流まで行こうと思ったのですが、同伴者が既にバテ気味の
ため、今日はここでユーターン、帰路は左岸をのんびり下ります。
水の少ない川床で子どもたちが歓声をあげているのは、川が汚れて
いない証拠でしょう。のどかで微笑ましい光景です。
 水無川河川敷を歩き、ゴミの無い道、子どもの歓声、笑顔で交わ
す挨拶、自然の素晴らしさと街を愛する市民の力を実感した1日で
した。




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