| 市長近況短信 No54 (8月上旬号) | ||
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《ひそかな楽しみ》 朝、4時頃になると目が覚めます。目覚まし時計が鳴る前に。 まず、一番にすることは、配達されたばかりの新聞に目を通すこと です。やはり最初に開くのは「神奈川新聞」地域面 相模原県央・ 県西版です。昨日の我が街の出来事が、どのように扱われ、紙面に 掲載されているのかが気になります。そして動向欄。この欄を毎朝 追っていただいている方も多いようで「古谷さん忙しそうだねぇ」 とか「いつも動向欄見ているよ」とか、耳に入ってきます。 さて、続けて一面、社説、社会面と進むわけですが、ここに私の ひそかな楽しみが一つあります。日曜版 詩歌のページ 神奈川歌 壇を読むことです。しかも、特選から見るのではなく「秦野」と記 された歌人から探すのだから、身びいきと言えなくもありません。 ある日、こんな歌が選ばれていました。 書き損じ丸めて捨てし原稿が さからふ如くかごにほぐるる −秦野 平井 住太郎ー 私も近況短信を月3回書き続けていると、スラスラと筆が進むこ ともあれば、どうも思うように運ばないこともあるものです。 「うーん、おっしゃる通り!」といたく感動したものです。 その日の心を三十一文字にしたためる日本の文化「短歌」は、万 葉の昔から日本人の血となり肉となり、時代を越えて歌い継がれた ものには心を打つものがあります。そして、毎朝の楽しみがここに 生まれます。特に、平井氏は若い頃共に議員として活動したことも ある人です。議員という面とは、また違った文人の面をお持ちなの だなぁと感心することしきりです。 「秦野市は短歌の全国的な中心となった。」こんな書き出しで始 まった歌壇時評は、先だって文化会館で開催された『現代歌人セミ ナー』のことに触れ、郷土の生んだ歌人「前田夕暮」の歌碑めぐり が実施されたと記されていました。知人の久保寺富男氏が適切な解 説をされ、全国から集合された歌人らが、多いに楽しみ、勉強をし ていただいたようで嬉しい話です。 歌碑めぐりとは行かなくても、私のもうひとつの楽しみは歩くこ と。週末は大抵色々な行事が立て込みますが、たまには午前中1件 に夕方1件といった場合、間に数時間が空くことがあります。そん な時は「待ってました!」とばかりに歩き出します。田原にある 「ふるさと公園」が目的地になるのが多いのは、ちょっとした空き 時間でも往復が出来るうえ、私の中で満足度が高いからです。落合 を通ったり、轟坂を登ったりと到達方法は様々。寺山を抜けて行く のも迂回コースで良いものです。そのコースの途中、旧石庄(蕎麦 屋)の店先にも「前田夕暮」の歌碑があります。 岡畑の畦みちくだりふるさとの 匂ひかぎたり秋蕎麦の花 真っ直ぐに目的地へ行くのもいいのですが、歩くこと自体が楽し みなのですから、あっちへ寄ったり、こっちに曲がったりとして思 わぬ景色に遭遇するのもまた良し。旧知に出会い、暫し立ち話もな かなか楽しいもので、公用車で移動する生活とは異なる時間が持て ます。先日60才を迎えた記念に友人らと大山へ出掛けましたが、 フーフー言っている同級生を尻目に、私は軽やかな足取りで難なく 下社に到達しました。これも、ひそかな楽しみのお蔭なのかもしれ ません。時間に追われる日々の中で、静と動、2つの楽しみは私の 生活に大きな潤いとなり、明日へのエネルギーとなっています。 「よし!明日も頑張るぞ!!」。 |
![]() 秦野市立図書館前にある「前田夕暮」の歌碑 ![]() 小田急線秦野駅南口にある「前田夕暮」の歌碑 ![]() 同級生と「大山」に登る 大山神社下社前にて写す |
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