市長近況短信 No56  (8月下旬号)
  《地域力の結集》

 ・東中学校体育館(屋内運動場)の改築
 「東中学校の体育館を直してください!」こんな声を東地区のお母さん方から何度聞いたことでしょう。平成17年、
翌年の市長選に向けて必死に市内を駆け巡っていた時の話です。なる程、昭和40年に建てられた体育館ですから、既に
40年が経っているわけで、老朽化は当然のことでしょう。
 しかも、この体育館は中学生や地域の皆さんの運動や集会のための建物であると同時に、ひとたび災害が起きた時には、
公民館や小学校などと共に地域の避難所として、皆さんの命を繋ぐ場所にもなる所です。「一刻の猶予もない」ことは、
18年1月末初登庁の時から、私の頭を離れない大きな課題でした。早速、教育委員会と話し合い、現地調査に取り組ん
だのは言うまでもありません。

 ・助っ人が欲しい
 ご承知のように市の財政が厳しい状況にあることは、全国どこの
自治体も同じです。勿論秦野市も例外ではありません。そんな中で
体育館の改築にかかる莫大な費用を、どう捻出するか頭を悩ませま
した。まず、市有地の売却を考え実行(清水のゲートボール場)。
次に、公共施設の建設の時に、ご協力をいただいている財産区議会
に相談しようと思いました。

 財産区という存在をご存じですか?これは、市町村または特別区
の一地区で財産を有し、その財産の管理・処分についての権能(能
力を行使する権利)を持つもののことです。
 今回助っ人をお願いしたのは東財産区です。以前、東秦野村は村
有財産を持ち、昭和30年に秦野市となる際に財産区を設定し、そ
れを東地区に住む人全体の財産として残し、地区市民により管理運
営している山林地等があります。これが現在の東財産区です。この
財産区の資産等については、財産区議員で構成されている議会を経
て、公共のためにのみ、そのお金を使うことが出来るという地方自
治法の規定があります。東地区の市民により守り通されてきた財産
が、東中学校体育館改築に使われ、地域住民のためになるのなら、
財産区議会の了承を得ることも出来るのではないでしょうか。
これぞまさしく地域力の発揮です。

 基本設計は終わり、それにより平成20年3月着工。平成21年
2月竣工の予定です。利用者の安全への配慮をし、内面壁面の凹凸
解消。防災拠点、避難所になるための施設(備蓄倉庫、段差解消、
トイレ、温水シャワー等)は勿論、学校開放への配慮もし、更衣室
兼多目的室を備えています。カマボコ型の体育館は、現体育館の
1.7倍の大きさになります。避難所として使用される事態になら
ないに越したことはありませんが、万が一に備え、あらゆる角度か
ら考慮するのは大切なことです。

 市全体を見渡して、なにもかも整備を一挙に行うことは出来ませ
ん。まず、着手出来ることから、一番必要なこと、緊急を要するも
のは何か、そんな視点に立って様々な問題に取り組んでいます。




体育館の外観イメージ
        


内部のイメージ 広々としています

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