市長近況短信 No59  (9月下旬号)
  《垣根をとって!!》
   
 雨に祟られた「たばこ祭」。でも、雨の神様も少しは気を遣って
くれたようです。「ねぶたが来る」「ハネトが来る」本場青森県か
ら、神奈川県内の青森県人会からと…大勢の人に支えられた「ねぶ
た」でした。
 市役所前の大通りを、フロートパレード→らんたん巡行が進み、
真打ち登場のように「ねぶた・八岐大蛇」が動き出す頃は、良い具
合に雨が小休止。道路一杯に進む「ねぶた」は、法被(はっぴ)姿
の青年に引かれ、右を向いたり左を見たり、グルリ一回転と愛嬌を
振り撒いています。「どうしても、これだけは見たかった」こんな
声も聞こえてきた「ねぶた巡行」。人・人・人の波の中をゆっくり
と進み、その勇姿は市民の目を楽しませ、「ラッセーラ〜」の掛け
声と太鼓・鉦の鳴り物も賑やかに、見る人見られる人の気持ちを高
揚させてくれました。
 この晴れ舞台に到るまで、役所も民間も力を合わせ、知恵を出し
合い、「ねぶた」を借り受ける交渉やら、現物の下見、ねぶた師と
の話し合い、運搬方法等々…。実に多くのハードルを越え、みなさ
んの下支えがあってこそ実現できたことです。

 さて、この「たばこ祭」で特筆すべきことが、もうひとつ。ねぶ
た巡行が終わる頃、弘法の火祭りが水無川河川敷でスタートしまし
た。赤々と燃える大松明、炎が川面を照らします。そして、祭りの
最後を飾る仕掛け花火と打上花火。この花火を市役所の屋上から眺
め楽しんだグループがありました。役所の屋上に陣取っていた方々
は、心身に障害を持っている方、車椅子を使用されている皆さんと
その同伴者やボランティアの人です。
 たばこ祭は、参加する人と見る人の垣根の低い祭りです。誰でも
が様々な形で、気軽に参加できる祭りにしたい。誰でもが楽しめる
祭りにしたい。そんな願いを持って実行委員会は、計画を練り上げ
てきました。
 話は1階のトイレ改修から始まっています。来庁者のみなさん、
当然、車椅子の方や足腰等に問題を抱えている人も含めて、誰もが
利用し易く清潔なトイレがあれば、役所の敷居は低くなるのではな
いか。気軽に役所へ来てもらうには、何が出来るのか。そんな考えを巡らし、まず着手したのが来庁者の利用頻度が1番高い、1階ト
イレの改修でした。6月に着工し、9月初旬には男子トイレや女子
トイレ共に快適なものに変身を遂げ、「みんなのトイレ(バリアフリー/車椅子等での使用利便性の高い)」もデビューしました。そ
して、トイレ改修直後に、「使い勝手がとても良い」「明るくなった」などの声が寄せられました。
 そのように役所内でのバリアフリー化の工夫をこらした上で、思
いついたのが、誰でもが楽しめる「たばこ祭」に庁舎を活用できな
いかということでした。

 今年も小雨模様にもかかわらず、大勢の方が祭りに参加してくれ
ました。本当に喜ばしいことです。しかし、例年感じるのですが、
あの人込みの中で車椅子や障害を持った方の移動は、なかなか難し
いものです。ならば、本庁舎の屋上を利用してもらおう!!早速、
建築の専門職員に安全性を計算してもらい「100人乗っても大丈
夫!」と、力強い回答を得ました。後は、動くのみです。日頃は、
あまり外へ出る機会のない障害者の方に声をかけ、祭りのフィナー
レを飾るパレードや花火を、屋上から見物してもらうことにしまし
た。もちろん、車椅子を支えるボランティアのみなさんの力もお借
りし、高校生たちにもお手伝いを頂いて「わぁ〜きれい!」の歓声
を聞くことが出来ました。ご協力を頂いたみなさん、ありがとうご
ざいました。許されるなら、もっともっとたくさんの市民のみなさ
んにも開放出来たら良いのですが、構造上(安全上)それは叶わず
大変残念です。
 還暦を迎えた「たばこ祭」のエピソードは、たくさんあります。
もっと書きたいのですが、紙面の都合がありますので、次号におあ
づけです。                    −つづくー



TVK(あっぱれ神奈川大行進)の撮影中


一緒にワッショイ


市民ハネトに囲まれて


仕掛け花火が川面に映えて
バックナンバー   1号  2号  3号  4号  5号  6号  7号  8号  9号  10号
        11号 12号 13号 14号 15号 16号 17号 18号 19号  20号
        21号 22号 23号 24号 25号 26号 27号 28号 29号  30号
        31号 32号 33号 34号 35号 36号 37号 38号 39号  40号
        41号 42号 43号 44号 45号 46号 47号 48号 49号  50号
        51号 52号 53号 54号 55号 56号 57号 58号