| 市長近況短信 No60 (10月上旬号) | ||
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《陰の人》
大好きな本のジャンルは「江戸文学ー世話物」です。山本一力や 宇江佐真理など江戸時代を舞台とする読み物は、1日の疲れを解き ほぐしてくれます。まるで長屋の熊さん八さんの生活に浸っている ようで、実にゆるやかな時間が流れ、私の心身が癒されるのです。 そんな中で忘れられない本があります。子どもの頃読んだ「宮本武 蔵」。その作者である吉川英治が作った「菊づくり 菊見る時は 陰の人」という句があります。これは見事に咲いた菊を見る時、実際に苦労をして花を育てた人は陰にまわり、表舞台には出て来ない のだと言うことを謳ったものです。 60回記念の「たばこ祭」も終わり、本格的な秋がやってきまし た。今回ほど、祭りの陰になって動き回った人の努力や熱意を感じ たことはありません。実に良く動いてくれたと思っています。 観光課や観光協会が中心になって動いているのは事実ですが、そ れだけでは、とてもこんな大きな祭りは出来ません。実行委員会主 催の行事です。その実行委員会に名を連ねる自治会・商店街・各会 社…と書き切れないほどの団体や個人が力を合わせています。 今回の祭りは、既に8月からプレイベントが始まっていました。 各駅の広場を使って実施しましたが、何をやるのか?を考えるとこ ろからスタートです。例えば「ギネスに挑戦」と銘打って「金魚す くい」を大々的に行い市内の雰囲気を祭りに向けて盛り上げたり、 各駅で様々なプレイベントが続き、9月の本番へと繋げていったの です。 「縁の下の力持ち」陰の人たちを挙げていったら、とても紙面が足 りませんが、ほんの1部をご紹介しましょう。 ・「ねぶた」を無償で運んでくれた運送会社 ・「ねぶた」の周囲で「ハネト」になってくれたのは、県内にあ る青森県人会の方々と秦野市民ボランティアの集合体。 短時間で練習をこなし、晴れの舞台へ。 ・「ねぶた」囃子(鉦鼓)を担当してくれた人たちや「ねぶた」 を引いてくれた御輿同好会の皆さん。たばこ祭の法被を着て、 汗だくの大活躍です。 法被と言えば、祭りの最中至る所で法被姿を目にされたことでしょ う。街の辻々に立って交通整理をする人、駐車場の係を担当した人 障害者の皆さんを世話した人…等々。あちらこちらで法被が駆けず り回っていました。彼らは市役所職員・商工会議所職員をはじめと する縁の下の力持ち隊、陰の人たちです。雨の中本当に感謝です。 最後には、やはり街の清掃グループです。「ひろえば街が好きに なる」とゴミひろい隊の募集をし大勢の市民の参加がありました。 祭りが終わった夜に、地元の方々が速やかに清掃活動をされ、翌早 朝、本町小学校の校庭には、ボランティアのゴミひろい隊が第1派 第2派と次々に到着し、祭り会場となった校庭も道路も、子どもた ちが登校する頃には、すっかり蘇っていました。 支える陰の力があって、はじめて皆が楽しめる祭りが行えるので す。60年に及ぶ「たばこ祭」の歴史、我が街の素晴らしさ、市民 の底力を再認識できた祭りの姿に、「ありがとう」を何度も言いた いと思います。 |
![]() ねぶたの組み立て風景 ![]() ねぶた巡行の担当は 神輿同好会の皆様 ![]() ひろえば街が好きになる手ぬぐい |
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