市長近況短信 No66  (12月上旬号)
  《愛の溢れる師走3題》
   
 「古谷よしゆき つくし会主催 ワンコインシアターは暮れへの
入口」毎年12月1日になると文化会館へと足を運んでくださる皆
さん。
「運動公園の木が、なんてきれいなの!燃えているみたいよ。赤、
黄、緑、色とりどりとはこのことね。」こんな会話と共に、小ホー
ル前は賑やかです。
    第1回目 10時30分〜
    第2回目 14時30分〜
    第3回目 18時30分〜
 皆さんのご都合を考え「入場券は、どの回へお越し頂いてもご自
由にどうぞ。」とご案内しているのですが、各回に入場者数が旨く
分散されることが難しく、午前の部が混雑してしまいます。今回は
午後の部に回っていただいた方もあるとか…今年で9回目となるワ
ンコインシアターですが、まだまだ工夫の余地はありそうです。

 本年の上映作品は「筆子その愛ー天使のピアノ」。150年前に
誕生した「石井筆子」の半生を描いたものです。当時の日本女性の
代表として、政府よりヨーロッパに派遣され、英語・フランス語・
オランダ語に通じていました。その高い教養と美貌から鹿鳴館の華
と呼ばれると同時に、津田梅子(津田塾創始者)らと共に女子教育
に携わった人です。
 長女に知的障害があったことから、当時としては珍しい知的障害
者の施設「滝乃川学園」の運営に参画し、知的障害者の社会的な自
立に向けて、その生涯を捧げた女性です。「無名の人(むみょうの
ひと)」と言われる筆子が、生涯にわたって愛し、学園の子どもた
ちの心に響き続けたピアノは、今日でもその音色を失わず滝乃川学
園内の教会で優しい音を奏でています。
 富国強兵の叫ばれた明治・大正時代、そして戦争へと突き進んだ
昭和初期を、弱き人々、愛すべき人たちと一緒に歩んだ偉人の存在
を知ることも、今を生きる私たちの役目なのではないでしょうか。
 出口で、瞳を潤ませ、ハンカチを握り締め「本当に良い映画だっ
たわ」と退場する皆さんの上気した顔には、先人の偉大な愛への尊
敬と我が身に降り注がれる愛、そして各々の愛のオーラが一体とな
り溢れていました。

 2日は、恒例「第3回秦野丹沢水無川マラソン」師走の秦野路、
水無河畔を疾走する参加者3000人余り。体育館前で開会式を行
い、スタート地点の運動公園脇へ移動。全員に聞こえる号砲とは、
こんなにも大きな音、こんなにも重いものかと…たった30秒の挙
手の姿勢が長く感じられました。脳天を突き抜けるような音と体中
に響く衝撃。日頃の健脚を競う参加者は、それぞれのスペースを作
るべく猛ダッシュ。戸川公園を目指す人、平和橋へ向かう人、各々
走る距離によってペースも異なるのでしょう。汗を吹き飛ばしなが
ら走る人たちの陰で、交通整理に当たる人や給水所の担当者等々、
多くのボランティアに支えられたマラソン大会です。丹沢おろしの
中、この街の名物が又ひとつ増えました。青い空と色づく紅葉に縁
取られた熱い走り、応援の声、これらが市民皆さんの潤いとなれば
最高です。

 師走と言えば「餅つき」。マラソン大会の次には秦野ロータリー
クラブ主催の「第33回クリスマス会&餅つき大会」に参加しまし
た。この会はとても長い歴史があります。ロータリークラブの会員
や家族、秦野市手をつなぐ育成会の方々が協力して、知的障害者・
肢体不自由児とその家族の皆さんたち約500名の方々を招き、近
づいたクリスマスを楽しみ、餅つきや模擬店で食事をするといった
行事です。

 12月初旬、9回目・3回目・33回目と回の重ね方はそれぞれ
ですが、街へ、市民への愛溢れる行事に参加できたことが嬉しく、
感謝の心に満たされた師走の入口でした。



上映開始を待つみなさん


水無川マラソン ヨーイドン
  

一斉にスタート


クリスマス&餅つき大会が始まります
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