| 市長近況短信 No70 (1月中旬号) | ||
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《出初め式》
穏やかに迎えた新春。市民の安心・安全というベースの上に立っ た市政を心がけ、古谷号は飛行を続けます。さて、平成も20年と なり、振り返れば昭和50年の市議より政治生活33年目を迎えま す。よくぞ歩いて来たものだと来し方を思うこともありますが、年 初めの出初め式に臨むと、別の思いが膨らみます。20代から続け た消防団員歴20年余り。毎年、年末警戒から出初めまでの10日 間を緊張の思いで過ごしたことが思い出されます。 「カシラ〜ナカ!」こんな号令で始まる出初め式は、寒さ真っ只 中の早朝スタート。しっかり防寒対策をしたはずの足に、地面から 寒気が襲いかかります。この寒さ、辛さをじっと耐え、地域の代表 として、地域の守りにつく消防団員の1年が始まります。消防団員 を退いてからも、他の立場で出初め式には参加し、地域を守る消防 団にエールを送ってきました。 消防団は「備えよ、常に」と日頃は目立ちませんが、消防車の運 転、ホースや器具の点検等と、いつでも出動することが出来るよう に備えているのです。出動命令が下れば即座に対応。消防小屋(器 具置場)に駆けつけます。現役時代のことですが、私の隣人も消防 団員。出動命令の電話を受けた家内が「火事よ!出動命令です!」 と大声で私を起こした後、隣家に電話をかけると「もう、壁越しに 奥さんの声が聞こえました。今、支度しています。」との返事。 (家内の声は、実に良く響きわたるのです) 現役団員は本人だけではなく、家族もその緊張の中にあります。 まず薄い塩水をコップ1杯飲み、出発するのが我が家の決まりごと でした。さまざまな火災現場を体験してきましたが、昭和62年9 月11日におきたスタンレーの火災は、生々しい記憶として残って います。消しても消しても消しきれず、太い鉄骨が赤く染まり飴の ように曲がっていく様子に、工場火災の恐ろしさを身を持って知り ました。一方、行き先も火災の内容も判らず団員を送り出し、唯々 帰りを待つ家族も大変なものです。出動したっきりで一向に帰らぬ 私を、心配していた家族は、とうとう朝まで全員眠りにつくことも 出来ずに待っていました。常に備えていても、忙しくない方が良いのが消防団です。 一年の無事を願い、日頃の訓練の成果を披露するために、今年も 総合体育館を会場として出初め式が行われました。誰もが安心して 安全に暮らせる街をつくりたいとの思いが一層強く願われ、消防団 も消防本部も出動する回数が、出来るだけ少ない年にしたいと気を 引き締めた一日でした。 大変残念なことですが、本年も出初め式の前、1月7日に戸川で 工場が爆発、炎上するということがありました。怪我人も出ていま す。原因究明が急がれますが、同時に再発防止にも努めなければな りません。「火」は経済活動にも、市民生活にも欠くことの出来な いものです。しかし、一歩使い方を誤ると大変なことになります。 昔、「マッチ1本火事の元」とか「油断大敵火がボウボウ」など という言葉を口にしましたが、どんな小さな「火」にも細心の注意 を払い、「つい、うっかりして…」は禁物です。消防団員から「訓 練するばかりで、出動なしですよ」の声を、是非聞きたいと願って います。 |
![]() きりっと整列 消防団の皆様 ![]() 訓練のたまもの ![]() 入船消防団の器具置場 |
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