| 市長近況短信 No71 (1月下旬号) | ||
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《舞台の雨水ポンプ場(大根川ポンプ場)新設》
昭和53年10月発行の秦野市史史料叢書「落幡村の御用留」の 村略地図によると、善波川と大根川の合流地に「舞台」という地名 が記されています。その昔、鶴巻といわれる以前この辺り一帯は落 幡村と呼ばれていました。御用留とは江戸時代の文書の一様式で、 上級役所からの達書(たっしがき)や触書(ふれがき)、下からの 願書や届書を書き留めたもので、領主支配の具体相や村の動きを動 態的にとらえるためには最適な史料です。江戸時代の名称は、今日 では落幡神社や橋(下落幡橋)・バス停名として、その名残をとど めています。 平塚市岡崎と秦野市の境を流れる善波川、真田との境を流れる大 根川、この2本の流れと、その間に造られた2本の水路。ここに設 けられている鶴巻排水機場(通称:舞台のポンプ場)に、鶴巻や大 根地区の一部の雨水が集まってきます。ちょっと強い雨が降ると不 安が募ります。もちろん、鶴巻駅の東側には監視カメラや水位計を 常備してありますが…。 視点を変えて鳥の目になって空から見ると、ここが地域の雨水等 の合流する所であるのが良く判ります。だから水が溢れて当たり前 という訳にはいきません。住宅があり、田畑もあり、市民の生活道 路が混在しています。常に水が溢れることを心配しているより、心 配の種を取り除くために、まず、行動を起こすのが為政者の役目で す。 去る平成3年9月の台風18号の際、鶴巻地区では床上浸水54 棟、床下浸水90棟の被害を受けました。これを機に市では鶴巻現 地災害対策本部を、地元では、鶴巻地区水害対策委員会を設置し、 防災に努めています。また、多くの費用はかかりますが、市民の安 全・安心を最優先するために、新たに大根川ポンプ場を建設し、浸 水被害の解消を図ります。このポンプ場の完成により、鶴巻地区は 時間50mm程度の雨には対応できるようになります。今、平成24 年の完成をめざして、事業は着々と進んでいます。 また、ポンプ場の近くには、地域の皆さんが取り組んでいる花の 名所があります。まず大根川沿いには約580mにわたってアジサ イ・スイフヨウが植えられている「鶴巻親水遊歩道」が、善波川沿 いには約750mにわたってアジサイが植えられている「鶴巻あじ さい散歩道」があります。古くからの耕地整理によって広々とした 水田地帯の中で、それぞれの散歩道を一つにつなげようと、地元で は植栽を続けておられます。こうした場所に隣接してポンプ場を整 備するので、敷地にはフェンスを後退したうえでアジサイを植栽す ると共に、散歩道を利用する市民がくつろげるようにベンチ、木陰 や案内板等の整備を合わせて検討しています。 市民の安全と安心を守るポンプ場新設、市民の手による花の散歩 道づくりが融合し、官民一体となって築き上げる住み良い街づくり が始まっています。今はまだ小さな蕾でも、やがて大輪の花を咲か せる時も、そう遠い日ではありません。 |
![]() 上は古文書 表紙(本文202ページ) 下はそれを史料としてまとめたもの ![]() 大根川ポンプ場略地図 ![]() ポンプ場完成予想図 |
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