| 市長近況短信 No75 (3月上旬号) | ||
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《はだの市民農業塾》
毎月26日になるとJAから届く「JAはだの」。帰宅すると私 の机の上にポンと置かれています。すでに家族の誰かが読んだであ ろう形跡を感じます。26日は組合員訪問日で、たぶん全職員が一 斉に組合員宅を訪れ、新聞やチラシを届け、組合員とのふれあいを 持つ日なのでしょう。当然、私は日中不在ですので、来訪のあった 証しが机の上に残されているわけです。 2月26日号に「はだの市民農業塾」19年度閉講式のことが掲 載されていました。農業塾とは、はだの都市農業支援センターが取 り組む「農」の担い手育成事業のひとつで、市民の農業への参画を 推進するものです。本年度は、それぞれの希望と目標を持って67 人が巣立ちました。修了者には、塾長の私から修了認定書を渡しま したが、スタートはこれからです。農業塾で学んだことを実践し、 生産・収穫・加工、そして誰かの口に入り、秦野で生まれた産物を 「おいしい!」と言って貰って始めて結びとなるのです。 仕事の帰りに何となく気になり、覗き込んだ役所前のファミリー マート。商品棚には一束一束ラッピングされ、今、収穫したばかり の新鮮な濃い緑を放つ、瑞々しい野菜が並んでいます。実においし そうです。さっそく小松菜を一束買い求め、持ち帰りました。丈は 小さくても「ここに居るぞ」と胸を張っているような緑で、裏に生 産者名がKと明記されていました。Kさんは本年の塾生の一人で、 お好み焼き屋を営んでいます。仕事の空き時間を利用して農業塾に 通い、まさに商・農兼業を目指している方です。偶然手にし、買い 求めた野菜にKさんの笑顔が重なりました。 農業塾は、その参加目的に応じてのコース(新規就農や農業参画 等)があります。本市では、多くの市民の方々が農業に深い関心を 持ち、他の職業を持ちながら農業の勉強をする人たちも増えていま す。平成20年度のはだの市民農業塾受講生は約60名とのこと。 皆さん、楽しく「農」を学んで、「いきいきライフ」を充実させて ください。 都市近郊の秦野には、農業以外の職業と農業を兼業できる条件が 揃っているのではないかと考えています。市民はもとより、他所か ら車や電車(ロマンスカー等)を利用して農業に取り組むことも可 能なのです。天気の良い日に、西の空を見てください。青い空に白 い富士。近過ぎず、遠過ぎず、近くの山々を従えた富士山の美しさ は、日頃から見慣れている私たちには当たり前の風景でも、実は市 民の宝物なのです。その山々の下に続く大地は、食物を産む母なの です。山にある落ち葉は腐葉土となり、畑に撒けば、ゆりかごのよ うな柔らかい土となって野菜を育てます。そんな野菜の作り手がひ とりでも増えることを願っています。 農業は、ただ学んだとおりに実践すれば、必ず良い結果が出ると は限らず、天候・土・水といった自然条件や様々な要素が絡みあっ て形成される総合科学です。農業を英語でいうとアグリカルチャー (AGRICULTURE)ですが、このAGUTIの語源は、ラ テン語の土・畑からきていると言われていますし、CULTURE は教養とか文化を表しています。つまり、農業は大地を科学するこ と、大地や自然と共に生きることなのです。日々の積み重ねの上に 成り立つことであっても、その日その時は微妙に異なります。昨年 同様にしていれば、今年も良い結果が得られるほど単純なもので はありません。 市政も農業と同じです。絶えず外に向けてアンテナを張り、今の 時の流れを敏感に感じ取り、臨機応変な対応を心掛けることが必要 です。しかし、相反するようですが、信念を持った行動を貫くこと も大切なのです。市長に就任して3年目となる今、様々な意見を聴 く大きな耳と、俊敏なフットワーク、気力体力精神力をフル稼働さ せ種を撒き、育む。市政に取り組む真剣勝負の毎日です。 |
![]() 開講式で農業への参画と期待を込めて ![]() トマト作り講習中 ![]() 収穫の喜び 新鮮な野菜の山です ![]() 閉講式で修了認定書を手渡ししました |
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