| 市長近況短信 No76 (3月中旬号) | ||
| 《最初で最後の卒業式》
「皆様こんにちは、只今紹介をいただきました秦野市長の古谷で ございます。まずは、卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございま す。3年間にわたる本学の課程を修了され、いよいよ実社会へ、或 いは上級学校へ羽ばたかれます。各々、その志す方向に進まれるこ とになりますが、前途に大きな希望を抱いておられる姿を拝見して 心強く感じているところでございます。どうぞ、皆さん頑張ってく ださい。」 こんな挨拶から始まった卒業式の祝辞は、神奈川病院附属看護学 校の最後の卒業式であり、閉校記念式典でのものです。 私たち秦野市民が「療養所」と言って親しんでいる丘の上の病院 には、附属看護学校があります。市内外から看護師をめざす人材が 集い、緑に囲まれた校舎で医療の技術と心を学び、数多くの有能な 看護師を輩出されてきました。ここの卒業生たちが、地域医療に多 大な貢献を続けていることは、たくさんの市民の知るところです。 前身は、昭和14年4月に傷痍軍人神奈川療養所附属看護婦養成 所として創立され、昭和51年に看護婦養成所と指定認可、翌年に は国立神奈川病院附属看護学校(3年課程)として発足、今日に至 りました。卒業後の進路を見ると、国立病院機構の中に残る方が半 数以上で、神奈川病院にとっても大切な学校であったわけです。 しかし、国立病院が独立行政法人国立病院機構となり、たとえ医 療機関でも、その独立採算が強く要求され、看護師の養成というと ても重要なものを担っていたとしても、経営的に苦しい部門はカッ トされ、閉校の決定がなされたそうです。初めて出席させていただ いた卒業式が最後の卒業式となり、国の方針とはいえ、厳しい現実 を目の当たりにして、とても残念でなりません。 こんな方向とは逆に、市民の医療需要は高まり、健康に対する意 識は高揚し、医療機関へのニーズも高度化・多様化しています。本 市に市民病院はありません。その分、日赤病院や神奈川病院が市民 の健康確保・医療需要に果たす役割は非常に大きいものなのです。 今後も市民が、身近なところで安心して医療を受けることが出来る ように最大の努力を続けていきます。 そんな努力を現す一つとして、妊婦健康診査の公費負担について の取り組みがあります。妊娠中の母体や胎児の健康管理に大切な受 診を更に促すと共に、出産までの定期的な指導が、より細やかに出 来るようにするため、公費による助成を2回から5回に増やせるよ う、今議会に上程しています。経済的理由等で妊婦検診を諦め、母 と子の体を危険にさらすこともある現実に、少しでも「公の手」を 差し伸べたいと考えてのことです。 次代を担う子供たちを産み育てることの重要性は、誰もが皆判っ ていることです。男の私には、実際に産むことや産むまでの困難に ついては、多くの経験者たち、関係者たちの話を聴いて知る限りで はありますが、まさに、女性にしか出来ぬことを行政として援護出 来る具体策のひとつです。市民の宝たる子供たちを公費で見守る、 この制度にご理解をいただきたいと思います。 これからも、市民自らの健康づくりへの取り組みを支え、地域と 密着した保健事業の展開や、市民が安心できる医療体制の確保、恵 み豊かな自然を守り育みながら、快適に暮らせる環境の確保に邁進 してまいります。 |
![]() 卒業生が全国から集合した閉校式典 ![]() 卒業生の皆さんに感謝をこめて挨拶 ![]() |
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